トーイック(TOEIC)とは

トーイック(TOEIC)とは、国際コミュニケーション英語能力テストのことです。トーイックは英語を母国語としない人を対象とした試験で、英語によるコミュニケーション能力を検定するものです。日本では財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が実施しており、トーイックの試験問題はアメリカの団体ETS(教育試験サービス)によって作られています。トーイックの歴史は1979年、日本経済団体連合会と当時の通商産業省の要請に応えて米国のETSが開発しました。原案は北岡靖男氏らを中心とした日本人のチームによるものであったそうです。トーイックは北岡靖男氏ら日本人が考えだした試験だったということです。トーイックの試験は約60ヵ国で実施されており、年間延べ40万人以上が受験しています。トーイックの受験者の多くは日本人と韓国人によって占められていて、アジア諸国の一部を除いた国や地域では、トーイックの普及度が低くなっています。ただ、フランス独自の高等専門教育機関グランゼコールの中には卒業の要件がトーイックで750点以上のスコアを取ることとしている所もあり、ヨーロッパでもトーイックが浸透してきているようです。

公開テストの申込方法や試験日

トーイック(TOEIC)公開テストは1月、3月、5月、6月、7月、9月、10月、11月の年8回行われ、トーイック試験地域は北海道、東北地方、関東地方、北陸・甲信越地方、東海地方、近畿地方、中国地方、四国地方、九州・沖縄地方をはじめとした全国80都市で実施されます。トーイック試験の申込方法はインターネット申込とコンビニ店頭申込、申込書による郵送の申し込みの3つの申込方法があります。トーイックの受験料は6,615円です。トーイック公開テストの所要時間は合計120分です。トーイックテストの問題構成時間はリスニングテストは100問で45分間、リーディングテストは100問で75分の所要時間になり120分間休憩なしの実施となります。受験票はトーイック公開テスト申し込み後、試験日の約ニ週間前に発送されます。受験番号や試験会場の確認は受験票を受け取った段階でできるようになっています。万一、受験票が届かない場合は受験票未着問い合わせ期間内に必ず本人がTOEIC運営委員会に問い合わせましょう。期間内に連絡がない場合はトーイック試験は当日欠席の扱いになりますので注意してください。

参考書や教材による勉強法

トーイックは高価な教材で勉強したからといって高得点が取れるわけではありません。新トーイックテストの攻略や対策には様々なトーイックスコアアップガイド等がネットにあふれていますが、詐欺に合わないためにも買う前には注意が大切です。その参考書やCD教材などの著者はどのような人か、トーイックと著者の関係や著者のスコアなどを確認してみましょう。有名な出版会社のトーイックスコアアップ攻略本などで学習するという選択も、トーイック詐欺に合わないためには重要です。例えば、本社を東京都杉並区に置く(株)アルクが実績もあり有名です。トーイックのほかにも、英語教育事業や語学学習用の出版事業、語学研修プログラム提供していて、語学、教育に力を入れている会社です。アルクならトーイック詐欺の心配はありません。もちろん、トーイックの参考書や教材はアルク以外でも販売されていますが、信頼できる書店やネット書籍販売店で探しましょう。また、任天堂から、「TOEIC(R)TEST DS トレーニング」というソフトも発売されています。ニンテンドーDSで楽しみながらというのもトーイックの勉強法の一つではないでしょうか。

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